気流
ねえどっちつかずのひな鳥 ルビーを1つ咥えて低空飛行
低気圧がやってきている 軽い頭痛がある
波の破ける瞬間の白 アスピリン錠剤の色
自分の影を見ながら飛んでいる
他のやつらのやり方に 本当に心を奪われた時
その時は翼を畳むときだって知っている
だから首を左に90度 エメラルドのような街の灯
気流は今日もまずまずだった
ねえ光り輝くクジャクたち 仲間にいれてくれないか
彼はその一言が言えずに 彼はまた意固地になる
大空のそのサイズを 良く知りもしないで
適当には飛べないと思っている
太陽にその身を焼かれて 蒸発するように消える時
その時に羽根の一枚でも落としていけたらな
だから首を左に90度 マゼンタの色の海岸線
行き着く先は当てずっぽうだった
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