狐の嫁入り

狐の嫁入り

人参をぶら下げられた

僕は走るずっと追いつく事なく

本来人間はそういうとこがあるみたい

生まれた時から全速力を出して

わりと控えめに

それで負けず嫌い

悪気は無いけど

時々出し抜いて

でも君は逆向きで歩く

浮かぶ雲の影

飛び石に見立てて

地球は丸いし

いつか出会うでしょ

君は瑞々しい

ありのままあるのさ

僕は憧れて

寄り添う事にして

振り回されても

超高速の回転木馬気分さ

狐の嫁入り

君の涙雨

ひどく突然降る

突然止む

傘を買わなくちゃ

かさばるけど仕方ない

愛したのが

あなただから

どんな事も予想しないで出たとこ勝負

それがありのままなんて

鈍感なピーターパンは

限りあるあなたの泉を飲み干そうとして

怖がっているのに

それも分からずに

壊れたおもちゃを

不思議がったりしてた

僕はあらためて

寄り添う事にして

振り回されても

絶対にあなたを落とさないように

狐の嫁入り

君の涙雨

ひどく突然降る

突然止む

まつげの隙間に

松ヤニを塗って

チェロを弾くように

恋するのさ

なんとなく似た様な人をみたけど

君とは違う

やっぱり！

狐の嫁入り

君の涙雨

ひどく突然降る

突然止む

傘を買わなくちゃ

かさばるけど仕方ない

愛したのが

あなただから