新聞記者
雄鶏の顔をした古代の英雄
英雄である重圧に我を忘れて
あたり構わずミサイルを撃ちまくった
競技場に人を集めて牛を引かせ
電気を作っては売り
作っては売り
それなのにそいつらを
身勝手な群衆と呼び
春と夏と秋を奪った
僕はといえば
喘息の薬を飲みながら
それを記事にする古臭い新聞記者
横になれば発作が酷くなるから
眠ることなくタイプを打つ
朝刊までにこれを間に合わせないといけない
陽気な独裁者が誰の中にもいるってこと
ピーナツバターを瓶ごと全部使ってしまう
陽気な独裁者が君の中にもいるってこと
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